2016年2月18日木曜日

学生紹介:黄雯睿〈コウ・ブンエイ〉(修士一年)

GEIDAI ANIMATION 07 YELLで作品を上映する学生を、1日2名ずつ紹介していきます!

8人目は「傘」を制作した黄雯睿〈コウ・ブンエイ〉さんです。

Q 自己紹介をお願いします。
「傘」を製作しました黄雯睿(コウブンエイ)です。


Q 作品を作ったきっかけは何ですか?
大分前の考えた脚本でした。日本へ来て最初の時に雨の日が続けました。傘をさしていたが、それは透明のビニール傘でした。その前はずっと不透明のかさだったから、初めて傘を通して向こうが見えたのです。ごく普通の景色だが、なんだか今まで見たことがないものが見えたのようです。そしてふっと気づいたのは何で今までは傘の上を見ようもしなかったのか、不思議でした。でも考えたら私たちが濡れないように傘を使っているし、上を見ないでも何の不便もないはず。いやいや違う、もし上に本当に何かあるなら知らないまま終わるじゃないか?こうして頭の中が議論し始め、この作品を考えました。


Q 手法と制作プロセスを教えてください。
絵コンテを何回も何回も書き直しながら作画に入り、後半の作業に入ったところも変更がありました。主にアナログ作業で、和紙を使って墨のにじみを表現するために筆を使いました。作画がどんどん進めたので、最後の調整と直しも結構長い時間に何回もやりました。


Q 影響を受けた作品などはありますか?
Yuri Norstein監督の「アオサギと鶴」です。


Q 制作の合間にしていた気分転換は何ですか?
旅行とおいしい料理を作ることです!



Q 本専攻で一年を過ごした感想は?
本当に充実した一年です。最初は一日の授業を乗り切ることだけで頭が痛くなることがあったが、一ヶ月を経てると段々良くなりました。今はたくさんの友たちができてすごく嬉しいです。
この一年間はいろんな物事も見て、今まで知らなかったこともいっぱい知ってて、皆と一緒に作品を作ったり、パテーを開けたりすることは楽しかったです。自分の作品にも専念できまして、本当に優れた環境に恵まれたなと思いました!

Q アニメーション以外で、今後挑戦してみたいことはありますか?
CMをやってみたいです。後はスノーボードもやりたいです!

Q 今あなたが一番“YELL(叫び)”したいことは何ですか?
印象に残されるいいアニメーション作品を作りたい!


ありがとうございました!
黄雯睿さんの作品「傘」は、プログラム「一年次作品 2016」にて上映いたします。「一年次作品 2016」は、3月5日から3日間、横浜の馬車道校舎で上映となっています。また、3月12日から一週間、渋谷のユーロスペースでも上映予定です。お楽しみに!

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